足場工事とは、建築現場や戸建て住宅などで、高所での作業を安全かつ効率的に行うために足場を設置する工事です。
足場工事は、新築や改修、外壁補修、塗装工事などさまざまな建設工事において欠かせない作業です。
太陽光パネルの設置やアンテナの設置、屋根修理などにも必要不可欠です。
くさび式足場【クサビ緊結式足場】
くさび式足場とは支柱となる鋼管に一定間隔に緊結部(クサビポケット)が設置してあり、手すりや筋交いなどについているクサビをクサビポケットにハンマーで打ち込んで緊結する足場のことです。
メリットは①設置が簡単でスピーディー②安定感が高い
①安定感が高い。くさび式足場は広い踏板があるため安定した足元で作業することができ、工事の品質を向上させることができます。
②設置が比較的簡単でスピーディー。ハンマー1本があれば設置できるという点でも、効率的に仮設足場を設置したいというニーズにうまく合致していると言えるでしょう。
③組立・解体がほかの足場に比べて効率的に作業ができるため、人件費等のコストが抑えられる。
デメリットは・・・
①重量がある。くさび式足場は、構造が鉄パイプを使用しているため、重量が重くなることがあります。
② 足場の設置場所に制約がある。足場を設置するためには、しっかりとした地面が必要です。土や不安定な地面に設置すると、足場の安定性が損なわれることがあります。
③どうしても鋼管をハンマーで叩くため音が響いてしまいます。なるべく周囲の皆様にご迷惑を掛けないよう施工時間等を考慮し作業を行います。
また踏板の幅が入らない所や地盤が安定していない所など事前調査をし安全に施工できない場合は大変申し訳ございませんが工事ができない場合もあります。
これらのデメリットにもかかわらず、くさび式足場は安全性や安定性が高いため、多くの建設現場で使用されています。ただし、使用時にはこれらの課題を考慮し、適切な管理と運用が求められます。